「オール沖縄」勢力の選考委員会が照屋寛之氏へ出馬要請 うるま市長選 「来月早々に結論」


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うるま市長選に向け、選考委員会から正式に出馬要請を受けた沖縄国際大の照屋寛之教授(右から3人目)=26日、うるま市健康福祉センターうるみん

 【うるま】来年4月25日投開票のうるま市長選に向け、「オール沖縄」勢力の候補者選定を進めてきた選考委員会は26日、市健康福祉センターうるみんに集まり、沖縄国際大の照屋寛之教授(68)に正式に出馬を要請した。山内末子県議から要請書を受け取った照屋氏は「しっかりと選挙態勢が整えられるか考え、来月早々には結論を出したい」と語った。

 要請文では「力強いリーダーシップを発揮できる新市長の誕生が求められている。平和創造を希求する市民感情を理解し、基地被害から市民を守るための実務能力を有す市長候補は他にいない」と出馬を求めた。

 照屋氏は、大学との調整が必要だと前置きした上で「立候補するということになれば、皆さんの期待に応えられるよう当選しなければならない」と語った。

 選考委は、市区選出の県政与党県議や、市議会の野党会派「希望の会」「いぶきの会」「日本共産党」、市島ぐるみ会議などの市民団体で構成される。

 市長選では市議会与党の候補として、市議の中村正人氏(55)の出馬が決まっている。