フットサル九州U15 北谷中が決勝T進出 直接対決制止2位 積極攻撃で快勝


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 フットサルのKYFA第26回九州U15選手権第1日は28日、那覇市民体育館で予選が行われた。予選Aグループの北谷中は第1試合でFLOREN ACE(鹿児島)に2―8で敗れたが、第2試合でリノスフットボールクラブ(大分)に7―1で勝利した。リノスクラブと1勝1敗で並んだが、直接対決を制した北谷中がグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメントは29日、同会場で行われる。上位2チームが、JFA第26回全日本U15選手権(2021年1月9~11日、三重県)の出場権を獲得する。


初参戦も、積極攻撃で快勝

北谷中―リノスフットボールクラブ 前半1分、先制点を決めた新城守琉(右奥)。ループしたボールがゴールに吸い込まれた=28日、那覇市民体育館

 優勝を目指してきたサッカーの県内大会が新型コロナの影響で軒並み中止が続き、フットサルへの初参戦を決めた北谷中。今月にようやく開催されたサッカー県U15選手権では優勝を逃していた。長間結輝は「最後の大会になる。頑張りたかった」と並々ならぬ思いで挑んでいた。

 1試合目は動きが硬く、相手のパス回しに翻弄(ほんろう)されて2―8で完敗した。2試合目は勝ち点を多く取るためにも、守備の中心の与那原大も積極的に攻撃参加した。

 前半1分、ゴールに背を向ける形で新城守琉がパスを受けた。背後に守備は2枚。「下からは難しい」と、一度ボールを宙に浮かせ、体を反転させてシュート。ボールは弧を描いてゴールに吸い込まれた。

 後半開始直後に1点を返されるが、攻撃は緩めない。同6分に新城のスルーパスに長間がスライディングシュートで2点目。さらに浦崎康汰がゴール前で3点目を決めた。終盤はパワープレーに転じた相手からボールを奪い、無人のゴールにロングシュートを決めるなど、7―1で快勝した。

 決勝トーナメントに向けて主将の新城は「2試合目のように立ち上がりから攻めたい」、長間は「2勝して全国に行く」とそれぞれ意欲を語った。

 (古川峻)