バド・ブルファイツ 安富祖小で講習会 迫力プレーに児童感動


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琉球ブルファイツの選手らのプレーに熱視線を送る子どもたち=11月24日、恩納村の安富祖小体育館

 【恩納】バドミントンのS/Jリーグ参戦を目指す、県内初のクラブチーム「琉球ブルファイツ」の4選手が11月24日、恩納村の安富祖小学校体育館で講習会を開いた。同クラブの講習会は初めて。県内トップレベルで活躍する選手のスピードや、技術を目の当たりにした児童らは感動しきり。競技に対する姿勢を学び、「目標に向かっていく姿がかっこ良い」などと充実した表情を浮かべた。

 クラブが村内を中心に練習しており、監督兼選手の大城真吾さんが恩納村出身であることなどが開催のきっかけとなった。

 安富祖小の児童ら約90人が参加。ドロップなど基本的なストロークを学んだ。初速が時速400キロを超えるといわれるスマッシュを、ラケットを握り実際に受けた児童ら。時折シャトルに触れる場面もあり、笑顔を見せた。

 その後は選手たちの試合を観戦し、ファインプレーには歓声を上げて拍手を送った。質問タイムも設けられ、競技や練習に対する質問が飛び交った。元国体選手で、現在も子どもたちを指導する荻堂哲校長は「目標に向かって、日々積み重ねていく姿を見てほしい」と願った。

 160センチと他の選手と比べて背が低い金城俊主将は「相手の苦手な部分を研究しながら、スピードで勝負できるように練習から意識している」と日々意識していることを語った。

 谷口咲愛さん(6年)は「速いし技術もすごかった。目標を立てて、それに向かっていく姿はかっこ良い」と笑顔だった。

 大城監督兼選手は「競技のスピードや迫力を感じてもらえて良かった。リーグ(参戦)を目指して頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。