ドラゴンフルーツ皮の天ぷらも!「奥やんばる食堂」 夫婦の味わい、コロナ下でも拡散中


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やんばる食堂を営む新城力男さん・千恵さん夫妻=11月11日、国頭村奥ヤンバルの里施設内「奥やんばる食堂」

 【国頭】沖縄県国頭村奥集落入り口の国道58号沿いにある「奥ヤンバルの里」施設内のレストラン「奥やんばる食堂」は、新城力男さん(71)、千恵さん(70)夫妻が営む。地域の食材を積極的に使った料理で、提供するメニューは妻の千恵さんが考案し料理を担当する。力男さんが人なつっこい表情で客へ運ぶ。夫妻が食堂を営んで2年8カ月。徐々に料理の評判が広がってきた。

 力男さんは「新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言などの影響により、4、5月は一時閉店、6月から再開したものの、以前に比べ客足が鈍り厳しい状況にある。現在は、少しずつではあるが回復しつつある」と話す。

 地域素材を使ったメニューは「とんかつ」「チキンからあげ」「しょうが焼き」などの定食6品と「軟骨そば」「三枚肉そば」の2品。定食はいずれも700円。小鉢には、地域の果物(スモモ、シークヮーサー、タンカンなど)を使ったゼリーや季節の野菜天ぷらも添えられる。ドラゴンフルーツの皮は天ぷらとして提供するアイデアなども客の食への興味を引く。

 また、5~11月ごろまでスモモジュースや梅ジュースを期間限定で提供している。
 (新城高仁通信員)