沖縄の新規感染47人 久米島で初、名護でクラスター【12月3日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は2日、久米島町で初の感染者となる1人を含む47人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。名護市内の飲食店で従業員9人のクラスター(感染者集団)が発生したことを認定した。県内のクラスターは33例目。久米島町で感染が確認されたのは20代男性で、町民か観光客かは不明。町内病院で1日に陽性が判明した。

 2日発表の新規感染者のうち、感染経路が感染確定例との接触と推定されたのは26人。内訳は家族内10人、会食8人、友人からが4人、職場内2人、施設関係が1人で、調査中が1人いた。残る21人の感染経路は調査中。

 療養者数は421人、病床占有率は72・0%、直近1週間の新規感染者数は341人で、いずれも警戒レベル判断指標の第4段階「感染蔓延(まんえん)期」に当たる。人口10万人当たりの新規感染者は22・03人で全国4位だった。

 米軍関係ではキャンプ・フォスターで2人に陽性が確認された。うち1人はキャンプ瑞慶覧に所属する60代の基地従業員の男性。トリイ通信施設で1人の感染も確認された。米軍関係の感染者は合計567人となった。