沖縄修学旅行907校17万人見込む 11月以降の今年度 10月までは3091人


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国際通り入り口=那覇市

 県文化観光スポーツ部は2日、県内への2020年度の修学旅行実施状況について、11月以降は907校から17万125人が沖縄に訪れる見込みだと報告した。県議会代表質問で渡久地一浩県文化観光スポーツ部長が末松文信氏(沖縄・自民)に答弁した。調査は11月10日時点で、10月までの実施校は17校から3091人だった。

 県は修学旅行の誘致策として、旅行中に感染疑いとなった生徒の移動費用などを支援している。

 渡久地部長は「実施予定校の維持確保に努め、県外や海外から行き先を変更する学校の誘致を図る」と話した。

 修学旅行など団体客の減少で影響を受けるバス業界については、県バス協会会員企業の11月収入見込み額が、前年度比74・5%減の2億4847万円となっていることも明らかにした。県はバス事業者の支援策として、貸切バスを活用したバスツアーなどの代金を一部助成する「おきなわ彩発見バスツアー促進事業」を実施している。