沖縄県内の教員、41人の未配置 病気や妊娠などで休職、補充が間に合わず


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 県内の公立小中高校、特別支援学校で休職した教員の補充ができず、11月1日時点で41人の未配置が生じていることが分かった。2日の県議会代表質問で金城弘昌教育長が明らかにした。末松文信氏(沖縄・自民)への答弁。

 県教育委員会によると、未配置となっているのは小中学校30人、高校7人、特支4人の計41人。そのうち病気による休職が26人、妊娠・出産等の休職は7人、授業改善リーダーなどの加配教員の欠員が8人だった。

 教員が休職した場合、各教育事務所があらかじめ用意した教員候補者名簿の記載者に臨時的任用を打診する。打診時点で名簿記載者が別の職業に就いているケースが増え、補充が間に合っていないという。

 金城教育長は「休職した教職員については精神疾患によるものの割合が高く、多様な人間関係や業務等の複合的な問題が背景にあると考えている」と答弁した。