コザ中、歌でマスク啓発 「のーますく のーらいふ」 教諭が替え歌を作詞


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マスク着用を呼び掛ける歌を合唱するコザ中学校の生徒ら=11月25日、沖縄市立コザ中学校

 【沖縄】「のーますく のーらいふ コロナに負けない」―。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、沖縄市は感染防止のためのマスク着用を歌で呼び掛けている。沖縄市立コザ中学校で11月25日、同校生徒による合唱の収録が行われた。録音した音源は12月1日から市役所庁舎内で放送され、広報車で市内を回る。生徒が合唱する様子も動画で配信する予定だ。

 生徒が歌うのは、県出身の2人組バンド「HARAHELLS(ハラヘルズ)」の楽曲「のーまんじゅう のーらいふ」を替え歌にした「のーますく のーらいふ」。

 同校の安森大樹教諭が廊下ですれ違う生徒に替え歌でマスク着用を呼び掛けたところ、生徒たちも口ずさむように。校内では、同曲が給食準備時間に流れている。

 コザ中の取り組みを知った沖縄市の担当者が、啓発活動の一環として歌の活用を提案。校内合唱コンクールで金賞を受賞した2年3組の生徒が歌っている。友寄優姫さん(14)は、最初は煩わしかったマスクも慣れてきたといい「一人一人が感染対策をすることが大事。大人も意識を高めてほしい」と話した。

 市民健康課の森口まり課長は「今後、感染が拡大する恐れもあり、市民への啓発につながることを願う」と話した。