普天間の外来機発着2年で10倍 防衛相「騒音軽減に努める」 


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会見する岸信夫防衛相=4日午前、防衛省

 【東京】岸信夫防衛相は4日午前の閣議後会見で、米軍普天間飛行場を発着する外来機の固定翼機が2019年度は2678回となり17年度の10倍に増えている問題について「航空機の騒音は大変、住民の皆さんにとっても深刻な問題だ。その軽減を図ることは重要な課題だ」と話した。今後の対応については「航空機の運用による影響を最小限にとどめるよう引き続き米側に協議を求めていく」と述べるにとどめた。

 岸氏は騒音について「周辺住民の方々の負担を可能な限り軽減できるよう努める」と述べ、米軍に対して騒音規制措置の順守を求めているほか、オスプレイの訓練移転、住宅防音工事などを着実に進めていく考えを改めて説明した。

 また普天間飛行場の返還による危険性の根本的な除去を実現するため、名護市辺野古の新基地建設工事を進めていくと強調した。