沖縄県教委、高校編成計画を議論 「中高の連携検討を」委員が提案


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 沖縄県教育委員会は11月26日、県高校編成整備に関する懇話会を那覇市の県教育庁で開催した。大学教授や学校長関係者などで構成される委員8人が出席した。「高校進学率の設定」「併設型特別支援学校の複数配置」などを柱とする次期県立高校編成整備計画基本方向案について事務局の県教委が提示した。委員からは「(学校側が)人材育成に取り組む中で、進路を決める生徒が先が見えないというのであれば中高連携など考えたほうがいい」などの意見があった。

 次期整備計画は2022年度から31年度まで、編成整備の具体的な実施計画を策定する。県教委は計画を基に学校を整備する。

 県教委は現行の県高校編成整備計画の実施状況として14計画のうち9計画が未実施であると報告した。未実施となっているのは「沖縄インターナショナル中等教育学校(仮称)の設置」「定時制高校の再編」などがある。次期計画では「高校の規模適正化」「定時制高校の再編」などを継続して実施する予定。

 県教委は12月に関係団体への説明や県民への意見聴取等を実施し、修正した次期編成整備計画を2月の教育委員会会議で提案する予定。