地域の歴史生かしてリノベーション 空き店舗をホテルに 琉大生がプロデュース学ぶ


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 【沖縄】沖縄市の中央パークアベニューの街ホテル「トリップショットホテルズ・コザ」から地域プロデュースを学ぶ「コミュニティプロデューサー養成講座」が11月14、15の両日、同施設で開かれた。琉球大学国際地域創造学部の学生と、社会人聴講生が参加した。同ホテルは、パークアベニュー内の空き店舗をホテルの一室として改装している。(喜納高宏通信員)

街なかホテルの一室「レッドルーム」のコンセプトやリノベーションについて説明する神山繁さん=11月14日、沖縄市のトリップショットホテルズ・コザ

 14日は同ホテルを運営するファンファーレ・ジャパンの島袋武志代表と神山繁取締役が2班に分かれてガイドし、街を歩きながらホテルを内覧し講話を通して同社の手法や今後の課題などを学んだ。

 2014年にオープンした1号室「ロックサイド」を含む7室を案内した神山取締役は「元美容室やバー、キャバレー店舗の歴史をリスペクトし備品などを活用しながらリノベーションした。一般的にホテルは縦型ビルだが、トリップショットホテルズは横型にして、街全体をラウンジにして運営している」と紹介した。

 参加した琉球大学人文社会学部3年の仲宗根美夢(みのり)さん(21)は「ホテルは、若い世代でも懐かしくタイムスリップした感じ。レトロチックでおしゃれな雰囲気だった」と感想を述べた。