病床占有率など警戒3指標で蔓延期 沖縄で新たに41人コロナ感染【12月6日朝まとめ】


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は5日、10歳未満から80代までの男女41人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。感染者の累計は4535人に達した。11月23日に4千人を超えて以降、12日間で4500人を超えた。感染警戒レベルを判断する指標は、7項目のうち療養者数と病床占有率、新規感染者数(直近1週間合計)が第4段階(感染蔓延(まんえん)期)となっている。

 新規感染者のうち、70代以上の高齢者は3人だった。4日にクラスター(感染者集団)と発表された那覇市の高齢者施設で新たに1人の感染が判明した。

 新規感染者のうち26人は既に感染が確定した人との接触とみられ、飲食・会食関係8人、家族10人、職場4人、友人1人、その他3人。残り15人の感染経路は調査中。

 市町村別では那覇市が最多で11人、沖縄市8人、浦添市5人、豊見城市4人、宜野湾市と南部保健所管内で各3人、糸満市2人、うるま市、名護市、宮古島市、中部保健所管内で各1人。東京都から訪れた1人の感染も確認された。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は22・38人で全国4番目。

 米軍関係の新規感染者は嘉手納基地で2人、キャンプ・フォスターとトリイ通信施設で各1人。キャンプ・シュワブでは入国検疫後の解除検査で2人の感染が分かった。累計で609人となった。