緑ヶ丘保育園の園長「問題向き合って」 米軍ヘリ部品落下事故から3年 オンライン講演会


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緑ヶ丘保育園の米軍機部品落下から3年を前に実施されたオンライン講演会(ユーチューブより)

 【宜野湾】宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品が落下し、7日で3年となる。園児の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」と園は5日、事故を振り返る講演会をオンラインで開催した。講演した神谷武宏園長は「皆でこの問題に向き合っていきませんか」と呼び掛けた。

 講演会は動画投稿サイト「ユーチューブ」で「チーム緑ヶ丘1207更新中」のアカウントから配信した。神谷園長は園庭で子どもたちが伸び伸びと遊ぶ様子を紹介し、事故発生時や保護者らの署名活動などを振り返った。園職員や保護者らはインタビューで園の魅力を語ったり、「安全安心な生活を送らせてあげたい」と訴えたりした。当時を思い出し涙する職員もいた。

 最後は、子どもたちの歌をBGMに園関係者が「子どもたちの未来に残したいもの」と題し、「平和な空」「静かな空」と書いたボードを持った写真も流した。12日午後8時には、同じユーチューブアカウントからイベント「ことりフェス」を配信する予定。