金秀シニア沖縄OP 比嘉が県勢最高33位


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
10番 豪快にティーショットを放つ比嘉勉=5日、名護市のかねひで喜瀬CC(上江洲真梨子撮影)

 ゴルフの国内シニアツアー最終戦・金秀シニア沖縄オープントーナメント2020最終日は5日、名護市のかねひで喜瀬CC(6862ヤード、パー72)で行われ、単独首位で出た河村雅之(安芸CC)が2バーディー、1ボギーの安定したゴルフで71で回り、通算5アンダーの139で優勝した。25位で出た比嘉勉(アコーディアゴルフかずさCC)が通算7オーバーの33位で県勢トップだった。アマチュアは仲村達也(かねひで喜瀬)が14オーバーで64位に入り、3度目となるベストアマに輝いた。シニアツアー賞金王は寺西明(安原HD)に決まった。今季獲得額は1901万9464円。同大会は例年、開幕戦として4月に開催していたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で最終戦に組み込まれた。来季は2021年4月に開幕戦として行われる予定。

 

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<グリーンサイド>集中切れ、順位落とす 比嘉

 最終日アウトスタートの比嘉勉は、2番(パー4)でボギーをたたくが、すぐさま5、9番でバーディーを取り、嫌な流れを断ち切った。前日からの雨で湿ったグリーンの状況を何度も確認するなど、慎重にプレーして前半を手堅く1アンダーでしのいだ。

 風雨が強くなり始めた後半は、グリーンが池に囲まれた12番(パー5)でバーディーチャンスが到来。ここで決めれば「上位も見えてくる」と力みからか「コースポジションとグリーンの芝目の読みがずれた」。ここで伸ばせず「集中力が切れた」という。不調だったパッティングを修正できず、後半4ボギーをたたき、順位を落とした。ショット、アプローチともに、手応えを感じていただけに「自分で難しく考えすぎてしまいパターで自滅した」と渋い表情。パッティングを課題に「4月の開幕戦は上位に食い込みたい」と語った。
 (上江洲真梨子)