宜野湾市の男女共同条例案にパブコメ172件 ホームページで公開


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
宜野湾市役所

 【宜野湾】宜野湾市が制定を目指す市男女共同参画推進条例案について、諮問機関の市男女共同参画会議(会長・新垣誠沖縄キリスト教学院大教授)は7日、市立中央公民館で会合を開いた。9月30日~10月30日に実施したパブリックコメント(意見公募)で172件の意見があったと報告された。同会議は意見などを踏まえ、年内に松川正則市長へ手渡す答申案を作る。

 意見公募には171人と1団体、10~80代の意見が寄せられた。「(市議会で否決された)前回の条例名に戻してほしい」といった声があった一方、「性的指向(の文言)を入れるな」などの声も寄せられたという。公募の内容は8日に市のホームページで公開予定。

 非公開の参画会議では、条例案にある「性別」の表記を「性別等」にするべきとの意見があったという。参画会議はさまざまな意見などを踏まえ、答申案に付帯決議を付けることも調整する。市は答申を受けて条例案を最終決定し、来年の市議会3月定例会に上程する方針だ。条例案は、市と市民などが協働して男女共同参画社会の推進に取り組む内容の理念条例となっている。