沖縄の全小中校が男女混合名簿へ 残る渡名喜村と中城村も来年度から


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 【渡名喜】沖縄県渡名喜村が来年4月から、児童生徒の名簿を男女別で分けない男女混合名簿を、村内の小中学校で導入することが9日までに分かった。県内で未導入だったのは渡名喜村と中城村で、中城村も来年度からの導入が決まっている。2村の導入によって、県内全自治体で男女混合名簿が導入されることとなる。

 県教育委員会は2015年3月に、男女混合名簿の導入を推奨する文書を各教育事務所や県立学校に送っていた。県教育庁が17年9月にまとめた「県学力向上推進本部会議からの提言」では「性差にとらわれることなく、個として大切にされ、尊重されることが大切」として、混合名簿の導入を各校に呼び掛けていた。