沖縄のコロナ死者、80代以上が6割 死亡率約1・6%は全国と同程度【12月10日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は9日、新型コロナウイルス感染症による死亡者の、年代別の内訳を公表した。8日時点で県内の死亡者累計は74人で、80代が最も多い25人、次いで90歳以上が20人、70代が17人、60代が5人、50代が2人、40代が1人。4人は年齢非公表。県内の感染者で死亡する人の割合は約1・6%だった。全国の1・5%と同程度となっている。

 各保健所管内の11月30日から12月6日までの、1週間の10万人当たりの新規感染者数は、那覇市で23・56人、南部で16・08人、中部で17・82人、北部で18・50人、宮古で16・13人、八重山で7・19人。その前の週と比較すると、那覇市と南部で減少し、中部、北部、宮古、八重山で増加した。

 感染拡大の要因として、大城玲子保健医療部長は「第2波が完全に収束しない中、9月下旬ごろからは県民同士の会食会合や、職場を通して家庭内に感染が拡大しており、これらの要因が重なり、長期にわたって多くの感染者が続いている」と述べた。県議会11月定例会で瑞慶覧功氏(てぃーだネット)の一般質問に対して答えた。