宮古海保、巡視船でクラスター「業務に支障なし」


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 宮古島海上保安部所属の巡視船で、新型コロナウイルスの感染者が複数出たことに関し、第11管区海上保安本部は10日、本紙の取材に「海上保安業務などに支障はない」と回答した。

 今回の巡視船は宮古島海上保安部管内の海上のパトロールや海難救助などの業務に当たっていた。11管によると、巡視船は宮古島に停泊中。海難救助などは他の船舶や人員で対応可能としている。

 11管によると、巡視船の乗組員らは船内で衣食住を共にする。食事中は対面で座らないようにするなど、可能な限り感染防止対策を実行したという。航海中は船上部の操舵(そうだ)室以外で換気ができないという課題もあった。11管は「巡視船で複数の感染者が出た事実を重く受け止める。今一度気を引き締め、引き続き職員の感染防止に努め、海上保安業務に万全を期す」とコメントした。