コロナ禍のクリスマスも笑顔で過ごしてもらおうとドライブスルー方式でサンタクロースが子どもたちにプレゼントを手渡す粋なイベントが12日、南風原町の沖縄小児保健センターであった。病児とその家族のため支援を行うNPO法人こども医療支援わらびの会が企画。クリスマスイベントがコロナで開催できず職員らが知恵を絞った。
駐車場で待ち受けていたのはサンタクロース。クリスマス仕様のマスクと手袋で感染症防止対策を施した。窓を開けて顔を見せる子ども一人一人にプレゼントを手渡すと笑顔があふれた。
わらびの会は毎年、県立南部医療センター・こども医療センターで病児とその家族、ボランティア関係者らとクリスマスイベントを開催している。事務局の濵中智美さんは「子どもたちにとってクリスマスは特別なもの。この機会だからこそみんなを元気づけたかった」と話し、ことしは50家族107人にプレゼントを配り終えた。