“段ボール部”に入部いかが 使用済みをレターセットに


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
体験入部で講師の儀間朝龍さん(左端)と出来上がった作品を見る参加者=11月14日、那覇市若狭の若狭公民館

 那覇市若狭公民館を運営するNPO法人地域サポートわかさは、住民らが使用済み段ボールを材料にノートやレターセットを作る活動「ダンボール部」に取り組んでいる。11月14日に同公民館で体験入部ワークショップが開催され、講師のアーティスト・儀間朝龍(ともたつ)さんから作り方を学んだ。

 儀間さんは段ボールを素材にした文具ブランド「rubodan(ルボダーン)」を展開している。「ダンボール部」は9月から始まり、毎週月曜日に若狭公民館で作品を作っている。11月の体験入部では、レターセット作りなどに挑戦した。

 儀間さんは「捨てる物に手を加えることで新しい物が作れる。ダンボール部の活動を通して、既成概念にとらわれないアイデアが生まれたり、ものの見方が変わったりしたらうれしい」と話した。

 宮城潤館長は「みんなで交流しながら省資源に取り組みたい。将来的には子どもらがイベントなどで作品を販売し、収益を地域の活動に還元できたらいい」と話した。

 「ダンボール部」は地域サポート若狭がアーティストと共に開発する社会教育プログラム「アートな部活動」の一つ。県と県文化振興会の「沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」の支援を受けている。