3次補正県関係189億 政府 振興推進費5億を計上


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 【東京】政府は15日、本年度の第3次補正予算を取りまとめ、沖縄関係全体で約189億円を計上した。国が県を介さず直接、市町村に交付する沖縄振興特定事業推進費5億円のほか、米軍キャンプ瑞慶覧(宜野湾市)の西普天間住宅地区跡地で進められている琉球大医学部・付属病院の移転事業費用として54億8300万円を盛り込んだ。

 琉球大病院の移転事業は、同事業を核とする沖縄健康医療拠点整備の一環で行われている。既に国有地の売却が決まっており、補正予算は用地取得の経費などに充てられる。

 2021年度には医学部の工事に着手し、24年度末までには両施設の利用を始める予定。

 他に沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究環境整備で29億9900万円を計上。「国土強靱(きょうじん)化」や防災・減災対策事業として港湾整備などのために98億8900万円も盛り込んだ。