伊礼氏が共産を離党 浦添市長選で3党統一候補に 年内にも出馬表明


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伊礼 悠記氏

 来年2月7日投開票の浦添市長選で、共産党県委員会(赤嶺政賢委員長)は15日、出馬の意向を固めている浦添市議の伊礼悠記氏(38)=共産=の党籍離脱を認めることを決めた。県委幹部によると、14日に伊礼氏から党籍離脱届が提出された。党籍離脱は社民党と社大党が3党の統一候補の条件として求めていたもので、党籍離脱が実現することで早ければ年内にも伊礼氏は出馬を表明する見通しとなった。

 市長選を巡って伊礼氏は当初、15日に出馬表明の集いを行う予定だったが、社民、社大との協議が整わないことなどを理由に見送った。

 共産幹部によると、伊礼氏本人も3党の合意を出馬の条件にしており、共産が伊礼氏の希望を受け入れた形だ。同幹部は党籍離脱について「市民からも3党がまとまれば市長選は勝てる。チャンスを見逃すべきではないとの声が高まったためだ」と語った。