沖縄県内新たに36人感染 半数が北部居住者 新型コロナ 


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は16日、10歳未満から70代の36人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。36人のうち11人が名護市、7人が北部保健所管内で、半数が北部地域の居住者だった。名護市内の学校で5人の感染が確認されており、県の糸数公保健衛生統括監は「今後注意して見ないといけない」と話した。新たなクラスター(感染者集団)はなかった。

 新規感染者36人のうち、接触による感染が確認されたのは21人で、内訳は家族9人、学校5人、知人3人、飲食3人、その他調査中は1人だった。北部保健所管内の7人のうち2人は伊平屋村で、同村ではこれまでに計4人の感染が確認された。残り5人は本島北部。県がクラスターに認定した那覇市のコールセンターの感染者は計21人、那覇市の学習塾は計9人となった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は15・92人で全国9位。米軍関係では嘉手納基地1人、キャンプ・ハンセン1人の感染が確認され累計642人となった。

 県は同日、介護サービス事業所・施設職員向けのPCR検査を来年1月から3月まで、職員1人当たり月1回を目安に実施すると発表した。検査費用は県が負担する。問い合わせは県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部検査チーム(電話)098(866)2014。