理想のワーケーションの形とは? モニター参加者が議論 うるま市の実証実験


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理想のワーケーションについてプレゼンする行川志帆さん(右)=4日、うるま市生涯学習・文化振興センターゆらてく

 【うるま】うるま市は新たな働き方の一つであるワーケーションの実証実験となるモニターツアー「第1回共創型ワーケーションモニターツアーinうるま」を、11月27日から12月4日まで開催した。「ワーケーション」は「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語。

 東京や関東地方の個人事業家35人が参加し、島しょ地域の海と集落を五感で味わうプログラムなどを体験した。最終日の4日はうるま市生涯学習・文化振興センターゆらてくで4日間を振り返り、希望するワーケーションについて話し合った。

 3人グループで「あわい(間)」についてプレゼンした千葉県在住の行川志帆さん(42)は「ヤマトンチュとウチナーンチュの間にある『アワインチュ』になりたい。うるまで困っている人と、県外の関わりたい人をつなげるシステムづくりができたら良いと思った」と述べた。

 事業運営事務局のプロモーションうるまの中村薫代表理事は「ツアー参加者にとって地域を仕事やプロジェクトの連携・共創のパートナーとして認識し、新しい価値が生まれることを期待している」と思いを述べた。
 (喜納高宏通信員)