沖縄空手会館で大学に広がった歴史を振り返る企画展 3月まで


社会
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資料を前に説明する園原謙学芸員=17日午前、豊見城市の沖縄空手会館

 沖縄空手会館で17日、「沖縄空手、大学波及。―若者の心を捉えた新武術―」と題した企画展が始まった。沖縄空手が国内の大学に広まった経緯や、30年ぶりに展示される沖縄武徳殿の模型、大正時代に初めて発給された沖縄空手の段位認定書など貴重な資料が展示されている。

 園原謙学芸員は「空手の魅力が当時の学生に伝わり、大学が国内で空手が発展する一つのきっかけになった」と話し、企画展への来場を呼び掛けた。観覧料は小中学生100円、高校大学生210円、一般310円。企画展は資料室入場料金で観覧できる。2021年3月23日まで。