2017年12月に宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品が落下した問題で、県警が落下原因を特定できないという報告をまとめることについて、玉城デニー知事は17日、記者団に「(米軍は)自分たちは知らない、関係ない(という態度だ)。結局、捜査が十分にできなくなる」と語り、特定に至らなかった背景に米軍の姿勢があることを指摘した。「米側はしかるべき説明を尽くしてほしい」と求めた。
米軍が関与を否定したことで、保育園や保護者は米軍の主張を重視する人たちから誹謗(ひぼう)中傷にさらされた。今回、県警が原因を特定できなかったことで攻撃が強まる恐れについて玉城知事は「当事者の心境は非常に苦しいものがあると思う。誹謗中傷は絶対にやめていただきたい」と話した。
一方、県警の調査結果について「警察の調査なので、報告は是とする」と述べた。