期間中にコロナ感染者はなし 2万人来場のツーリズムEXPO


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国内外の観光業関係者が、一般来場者に観光PRをした=11月1日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟

 10月29日~11月1日に、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターと宜野湾市立多目的運動場で開催された「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典in沖縄」の第7回開催地連絡協議会が17日、那覇市のノボテル沖縄那覇で開かれた。県内の企業・団体や行政の関係者らが参加し、コロナ禍の中で実施した大型イベントを総括した。

 同イベント事務局によると、開催から1カ月以上経過したが、出展者や関係者から新型コロナウイルスの感染は確認されていない。連絡協議会として、感染症対策を徹底した「新たなMICEの形を示した」と成果を確認。イベント成功例として県外に発信することで、「安心安全な沖縄」をアピールできるといった意見が出席者から上がった。

 同イベントは4日間で計2万4174人が来場した。会場内が密にならないよう人数制限のため事前登録制とし、シャトルバスでは利用者全ての座席位置を把握するなど感染拡大防止の対策を徹底した。

 県内の観光事業者は感染対策を徹底しているものの、政府の観光支援事業「Go To トラベル」が一時停止となるなど厳しい状況が続く。

 県レンタカー協会の白石武博会長は「必死でガイドラインを策定・順守し、観光業界でクラスターは発生していないにもかかわらず、努力を理解してもらえないのが悔しい。新しい形を作って発信する必要がある」と述べ、今後の情報発信の重要性を強調した。