11月の沖縄貿易輸出額26%増 UAEへの中古車など急伸 輸入は32%減


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 沖縄地区税関は16日、11月の管内貿易統計(速報値)を発表した。輸出総額は、前年同月比26%増の14億7100万円と2カ月ぶりに前年を上回った。輸入総額は同32・3%減の63億6800万円と2カ月連続で前年を下回った。

 輸出品目は、台湾向けの中古貨物船やアラブ首長国連邦への中古自動車など輸送用機器が、前年同月比6・3倍の2億5900万円となった。肉類および同調製品は、新型コロナウイルスの影響で航空貨物便が運休したことなどから、同54・6%減少した。マスク着用の広まりで化粧をしない人が増えたことから、化粧品の輸出量も同71・3%減となっている。

 輸入品目は、ドイツからのガスタービンなど一般機械が、同2・5倍の6億3千万円となった。タイからの米や、アメリカからのとうもろこしなど穀物および同調製品は同2・4倍の4億4800万円となった。