沖縄のコロナ、全項目「流行期」以下に 「警戒は必要」 県内新たに32人感染【12月19日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は18日、新たに32人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県の警戒レベル判断指標7項目のうち「感染蔓延(まんえん)期」の第4段階の項目はゼロになった。全項目が「感染流行期」の第3段階以下になるのは11月14日以来。県の糸数公保健衛生統括監は「県民の理解と協力が浸透していった結果だ。クラスターが起きれば数値が悪化するので警戒は必要だ」と強調した。

 県は多くの医療機関が休診する年末年始の一般診療やPCR検査の体制について「しっかり確立しないといけない。少しでも多くの場所でできるように医師会や県立病院と調整している」とした。

 新たに感染が確認された32人のうち接触による感染が確認されたのは19人で、内訳は家族10人、知人6人、職場2人、飲食1人だった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は13.52人で全国12位。米軍関係では嘉手納基地2人、キャンプ・フォスター3人、ホワイトビーチ1人、キャンプ・シュワブ2人の計8人の感染が確認され累計655人となった。県は16日発表の50代女性がキャンプ・キンザーの基地従業員だったことも明らかにした。これまでに発表した陽性者に重複があったとして4件を削除し累計感染者数は4926人となった。