中村氏が出馬表明 うるま市長選、現市政を継承発展


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うるま市長選への出馬を表明する中村正人氏=18日、うるま市健康福祉センターうるみん

 【うるま】来年4月25日投開票のうるま市長選に向け、うるま市議の中村正人氏(55)は18日、出馬を正式に表明した。市健康福祉センターうるみんで会見を開き「市民の生命財産を守り抜くため、自身の命を懸けて取り組む覚悟だ」と決意を表した。 

 中村氏を擁立する市議会与党3会派の市議や市区選出の県議、後援会の会員らが参加した。中村氏は「初代知念恒男市長、2代目島袋俊夫市長の15年間の実績と取り組みを多くの市民が高く評価し、継承発展を望む声がある」と述べ、現市政を継承し発展させていく考えを示した。

 市長選の焦点は、新型コロナウイルス感染症の対策だとした上で「厳しい社会情勢にある中で、飲食業、観光業、農商工業に目を向け、しっかり対応していきたい。緊急の対策を取る必要がある」と説明した。

 病気療養中の島袋市長から「市民のため、心を一つに団結し頑張ってほしい」というメッセージを受けたことを報告した。

 このほか市長選では「オール沖縄」陣営から沖縄国際大教授の照屋寛之氏(68)が出馬を決めている。

 中村 正人氏(なかむら・まさと)1965年3月生まれ。市田場出身。日本文理大卒。98年に旧具志川市議選で初当選し、現在6期目。