難病の子どもと沖縄本島へ旅行「うれしい」 支援団体、離島に住む2家族を招く


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非営利組織「難病の子どもとその家族へ夢を」の招待で旅行を楽しむ家族ら=11月29日、うるま市平安座島

 【うるま】難病を患う子どもと支える家族を応援する非営利組織「難病の子どもとその家族へ夢を」(大住力代表理事)が11月28日から3日間、石垣島と宮古島の2家族を同団体が運営する恩納村真栄田の宿泊施設「バケーションハウス青と碧と白と沖縄」へ招待した。29日は浜比嘉島の製塩所で塩作り体験をした後、平安座島の和牛専門店「肉や食堂inへんざ」で食事を楽しんだ。(喜納高宏通信員)

 同店オーナーの南亜裕里さん(49)の次男・一誠さん(20)も難病で小学生の頃、同団体から旅行の招待を受けたこともあり、今回はホスト役で2家族をもてなした。一誠さんは「ディズニーランドに招待してもらった時はホテルの人が優しくて、レストランでおいしく食事してうれしかった」と感想を述べた。

 石垣から初の家族旅行と外食を楽しんだ先天性サイトメガロウイルス感染症の橋本茉奈穂さん(7)の姉で平真小5年佳奈穂さん(11)は「家族で旅行できてうれしい。豚ミルフィーユカツがおいしかった」と笑顔で話した。