沖縄県内、コロナ新規感染20人、北部地区で病床逼迫【12月20日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は19日、20代から70代までの男女20人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。このうち、70代以上の高齢者は1人だった。感染者の累計は4946人となった。県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部の阿波連貴夫主幹は「北部地域で依然として感染者が出ている。気を緩めずに、県民、事業者は感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。県によると、北部地区の新たな新型コロナウイルス感染者の受け入れ可能数は県立北部病院はゼロ、北部地区医師会病院は軽症2人と発表があり、病床が逼迫(ひっぱく)している。

 新規感染者のうち7人は既に感染が確定した人との接触とみられ、家庭内2人、友人3人、その他2人。残り13人の感染経路は調査中。

 市町村別では浦添市が最多で4人、那覇市と宜野湾市が各3人、名護市と南城市、北部保健所管内が各2人、うるま市と豊見城市、石垣市、宮古島市が各1人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は13.52人で全国14番目に多い。米軍関係の新規感染者数は嘉手納基地で1人、キャンプ・フォスターで1人。累計で657人となった。