休業者が人材不足の企業へ…「雇用シェア」で11人を支援 総合事務局など


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄総合事務局は16日、同局と県、産業雇用安定センターが実施する企業間の人材マッチング事業について、同日までに4件11人のマッチングが成立したことを発表した。

 新型コロナウイルスの影響を受けて、休業中の労働者を人材不足の企業で受け入れる雇用シェアリング事業。同局は11月から、感染症の影響の長期化に伴い、支援を希望する企業をホームページで再度募集している。

 同局によると、これまでに人員を送り出したいと希望したのは26社で、観光関連サービス業などから寄せられた。受け入れ側は医療関係などから84社が希望した。同事業を通して、空港関連のサービス企業が医療関係の企業に人材を送り出した例があった。同局によると、雇用調整助成金を活用した休業長期化の悪影響を懸念し、雇用のシェアリングを希望する企業も増えてきている。