部活遠征費を支援したい 「an10n」がサイト立ち上げ


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資金造成サイトのイメージ図(an10n提供)

 ウェブ関連企業の「an10n(アンドン)」(宜野湾市大山、盛長健代表)は1日、資金造成ができるインターネットサイトを立ち上げた。小中高の部活生らの県外遠征費などを手軽に集めることや、活動の目標を継続的に支援することが狙い。

 サイト名は「GSVO(Great Support Village Okinawa)」で、利用するには無料通信アプリLINE(ライン)で会員登録が必要となっている。

 部活動の資金が必要な人は「オーナー」となり、「ヴィレッジ(村)」というページを無料で作って支援を募ることができる。支援者(サポーター)はヴィレッジを見て単発的または継続的な支援が可能となる。オーナー側は、支援者にメールでクオカードなどの返礼品も送れるという。

 継続的な支援者は「グレートサポーター」として毎月500円の支援や、部活生の活動報告が確認できる。サイトには、プロゴルファーを目指している興南高2年の又吉鷹丸さん(17)を支援するヴィレッジが立ち上げられている。又吉さんは「費用がかかるスポーツなので活動資金の支援はありがたい」と感謝した。

 設立した盛長代表は「経済的な問題で夢をあきらめる子どもがいないよう、支援できるプラットフォームを作りたかった」と語る。「将来的には練習試合のマッチングや会員向けのイベントなどもやりたい」とも意気込む。サイト開設を記念し中高生を対象に、米アップルのノートパソコン「MacBook」1台を抽選でプレゼントするという。