プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは19日、島根県民体育館で島根スサノオマジック(西地区)と対戦し、92―67で快勝した。通算成績は16勝6敗で順位は西地区2位のまま。前半はリードしつつも相手に流れが傾く時間があった。後半に高確率で決まる3点弾を武器に一挙に点差を広げた。
次戦は20日、同会場で島根と対戦する。
(1271人)
キングス 16勝6敗
92―67(21―8,14―18,29―23,28―18)
島根 8勝14敗
今村 後半に3点弾火を噴く

第1クオーター(Q)で岸本隆一らの3ポイントで21―8と一気に加速したキングス。第2Qは9点差まで追い上げられたが、第3Qでも今村佳太らの3点弾が原動力となり、64―49と再び突き放した。第4Qも田代直希らの働きで流れを渡さず、アウトサイドの優位性を生かしたまま25点差で快勝した。
アウトサイドでシュートを狙える複数選手とゴール下でダブルチームを引き寄せるジャック・クーリーが連動し、縦横無尽にパスを回して、相手守備を崩した。外から決めれば今度は切り込んでシュートを決める。多彩な攻撃で島根を翻弄(ほんろう)した。
3ポイントは成功率42%で計15本。島根の6本と比べ倍以上と際立っていた。得点者も今村が4本、岸本と田代、ドウェイン・エバンスがそれぞれ2本、その他の5選手が1本ずつと防御に的を絞らせなかった。
前半で3得点だった今村は「最初はシュートが入らなかったが、アグレッシブさをなくさなかった」と後半に火を噴いた。今村は課題を見据え「自分たちのバスケができない時間をいかに減らすかが大事だ」と20日の試合で修正するつもりだ。
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キングスらしい
藤田弘輝HC(キングス)の話 全体的に攻守でキングスらしいバスケができた。トランジションとオフェンスリバウンドをしっかりやろうと選手に伝えて修正した。相手に持っていかれそうな時間もあった。40分間ハードに戦えるようにステップアップしたい。