コラソン1点差で4連敗「バランスの悪い展開」 残り30秒で勝ち越し許す


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは19日、今季第14戦を宮城県大和町総合体育館でトヨタ自動車東日本と戦い、27―28で惜敗した。4連敗で通算成績は3勝9敗2分。順位を一つ下げ9位となった。13―12の1点リードで折り返した後半、逆転を許し、最大4点差を付けられる。石川出のシュートなどで得点を重ね、残り30秒で同点に追い付いたものの、最後の攻撃でシュートをねじ込まれた。次戦は2月6日午後0時45分から愛知県の枇杷島スポーツセンターで4位の大同特殊鋼と対戦する。


残り30秒 勝ち越し許す 守り対応遅れ逆転ならず

 陣形を下げ、間を閉めてきた守りへの対応が遅れ、終盤に追い付くのがやっとだった。残り30秒で相手の攻撃に移る。中央に走り込んできたシューターに2人掛かりで枝を張ったが、シュートは間を通される。バウンドしたボールにGK衣笠友貴が足を伸ばしたが届かず、勝ち越されてしまった。

 後半開始4分で逆転された後は、相手が先行する展開に持ち込まれる。前半は守備の間を抜く攻撃が効果的に決まっていたが、後半はすぐに挟まれ、なかなか突破できなかった。

 球速と高さがある石川出がミドルシュートを決めきり、サイドに振って得点するなど、終盤に追い上げを図る。約10分間で8点を取り返したが、逆転はできなかった。

 佐藤草太が守備の間をかいくぐり、前半5得点を挙げるなど、東長濱秀作監督は「練習通りに切り崩せた」と振り返る。

 しかし後半は「引き気味になった相手の守備に自分たちから近づき視野を狭めてしまった。バランスの悪い展開だった」と僅差のゲームを落としたことを悔やんだ。