慶田城 七瀬 
内閣府は新型コロナウイルスの感染拡大の影響も踏まえ、２０２１年度予算項目に新規で「新たな沖縄観光サービス創出支援事業」を加えた。初年度となる同年の当初予算には２億６千万円を計上した。
内閣府は、同事業をコロナの影響で観光客数の落ち込みが顕著な観光産業への支援策と位置付ける。
コロナの広がりで定着しつつある「新しい生活様式」に対応した、新たな観光サービスの創出に結び付けたい考えだ。概算要求額の５億円からは減額となったが、「厳しい財政事業を精査した上で所要額を確保した」（内閣府担当者）としている。
沖縄への観光客数が、２０１９年にハワイと同程度の１千万人超えを果たしたことを踏まえ、観光客の滞在日数や消費額を増加させるための取り組みを進める。県内各地域の自然や歴史、文化などの観光資源を、より生かすためのモニターツアーの実施などを想定している。
