夢のバーガー「おいしい」 宜野座・漢那小 児童17人考え、手作り 「星形バンズ」など独自“食”


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
自分たちでデザインしたハンバーガーを頰張る漢那小学校の児童ら=18日、宜野座村のぎのざ道の駅ギノザファームラボ

 【宜野座】宜野座村立漢那小学校の児童17人が18日、道の駅ぎのざの飲食店「ギノザフォーラムラボ」で自らデザインしたハンバーガーの盛り付けと試食会に参加した。11月27日から4回、計10時間にわたってハンバーガー作りの授業を受けてきた児童らは、自分たちで話し合った「夢のハンバーガー」を頰張り、「おいしいよ」と笑顔を見せていた。

 宜野座村文化のまちづくり事業の一環。児童らは沖縄最大級の食フェス「OKINAWA FOOD FLEA(オキナワ フードフレア)」の考案者で、ギノザファームラボのオーナー、石井雄一郎氏から「食はアートだ」との教えを学ぶなど、「夢の詰まったハンバーガーづくり」(企画立案した座喜味優さん)に取り組んできた。

 18日は、児童らが第3回の授業でそれぞれ披露した「ドリームバーガー」「チーズ in ベーコンバーガー」「つめこみバーガー」「デビルバーガー」の4種類を実食。児童らは材料となるレタスやハンバーグ、お菓子の「柿の種」を砕いて衣にし油で揚げた牛肉などをバンズに挟み、目を輝かせて舌鼓を打った。

 漢那小6年の仲間太誠さん(12)は「星形のバンズが想像以上にすごかった。おいしかった」、宜野座萌加さん(12)は「頭の中に浮かんだ『デビルバーガー』がイメージ通りにできてうれしかった。石井さんらに教えてもらい、みんなで話し合いながら形にする経験ができた」と語った。

 完成したハンバーガーに石井さんは「躍動感のある、想像を上回るアート作品だ。商品化も検討したい」と目を細めた。