琉球アスティーダ連勝 平野・有延の明大OBペアが勝利導く


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 卓球Tリーグの琉球アスティーダは23日、神奈川県内でT.T彩たまと戦い、3―2で競り勝った。通算成績は11勝2敗で首位のまま。2連勝となった。

 第1マッチダブルスは平野友樹・有延大夢が2―0で英田理志・ジオニスを制した。第2マッチシングルスは宇田幸矢が松平健太に2―3で競り負けたが、第3マッチシングルスで戸上隼輔が3―0で篠塚大登を圧倒。しかし、第4マッチシングルスで主将の吉村真晴が1―3で曽根翔に敗れた。

 ビクトリーマッチは戸上が曽根にジュースの末に1―0で競り勝った。

 次戦は24日、同県内で岡山リベッツと戦う。


ダブルスが勝利導く 平野・有延組

琉球アスティーダ―T.T彩たま 強烈なフォアハンドを武器にダブルスを制した平野友樹(右)と有延大夢=23日、神奈川県内

 ダブルスの勝敗が試合の流れを左右するTリーグ。アスティーダはダブルスで5連敗中だったが、シングルスの勢いで不利な局面を打ち破ってきた。しかし今回はシングルスで2敗。結果、ダブルスの快勝がチームを勝利に導いた。

 張一博監督は開幕前から念頭に置いていた平野友樹・有延大夢を起用した。2013、14年に学生選手権を2連覇した2人。明治大卒業以来の試合だったが、有延は「信頼関係をもってプレーできた」、平野は「精神的に楽な気持ちで臨めた」と息はぴったりだった。

 カットマンの英田理志・ジオニスに対し、第1ゲームから打つごとに互いにスペースを作り合い、フルスイングで打つ。22日にカットマンを下した有延がこの日も強打で相手を寄せ付けなかった。第2ゲーム、10―10でマッチポイントの場面。平野は「有延が思い切ってプレーしてくれた。最後は自分も」と3球目を強烈なフォアで決めた。

 チームは連勝したものの、張監督は不満を口にした。主将の吉村真晴が流れを失って敗れたためだ。「勢いに影響しないように反省させる」と引き締め直して24日の連戦に臨む。