ごみ処理談合で2容疑者を起訴 那覇地検


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 那覇地検は24日、沖縄県本部町今帰仁村清掃施設組合発注の一般廃棄物最終処分場・し尿処理施設運転維持管理委託業務の官製談合事件で逮捕された、同組合事務局長の男(57)と、事業を受注しためぐみ創研役員の男(62)を官製談合防止法違反、公契約関係競売入札妨害の罪で起訴した。

 捜査関係者によると、入札情報の漏えいに際し、金銭授受などの見返りがなかったか慎重に捜査を進めたが、裏付けが取れなかったという。

 起訴状によると、組合事務局長はめぐみ創研役員と共謀の上、組合発注事業の受注条件に見合うように仕様書を改定した。組合事務局長は19年3月13日ごろ、入札書比較価格に近似した価格をめぐみ創研役員に伝え、委託業務を落札させた。