浦添工生2人が最難関の国家資格に合格 全ネットワーク接続工事や現場監督も可能


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国家資格の工事担任者で最難関のAI・DD総合種に合格した中西未来さん(左)と高江洲魁人さん=21日、浦添市経塚の浦添工業高校

 浦添工業高校3年の中西未来(みき)さん(18)と髙江洲魁人さん(18)はこのほど、ネットワーク接続技術者の工事担任者に必要な国家資格で、七つの試験種で最難関に位置付けられるAI・DD総合種試験に合格した。同試験に合格すると、全ての接続工事を実施、現場監督をすることができる。

 2人は2年の4月から資格取得を目指して勉強を始め、約1年半かけて合格した。中西さんは「放課後、友達やクラスメートが遊ぶ中、資格講習を受けるのがつらかった。先生の期待に応えたいと思って頑張った」と振り返った。

 就職が決まった中西さんは「後輩からも慕われる先輩になり、一流の電気工事士を目指す」と目を輝かせた。

 職業能力開発大学校に進学する髙江洲さんは「たくさん資格をとって仕事に生かしたい。電気主任技術者試験合格を目指して勉強する」と抱負を語った。