アスティーダ3連勝 吉村和、愛息の誕生日に「パパらしいプレーできた」 丹羽にストレート勝ち


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琉球アスティーダ―岡山リベッツ 強烈なバックハンドドライブで攻める琉球の吉村和弘=24日、神奈川県内(C)T.LEAGUE

 卓球Tリーグの琉球アスティーダは24日、神奈川県内で岡山リベッツと戦い、3―1で勝利した。第3マッチまで全てストレート勝ち。3連勝で通算12勝2敗。首位を独走している。第1マッチダブルスは平野友樹・有延大夢が2―0でグナナセカラン・森薗政崇に快勝すると、第2マッチシングルスは吉村和弘が丹羽孝希に3―0で、第3マッチシングルスは吉村真晴がグナナセカランに3―0でそれぞれ勝利して、試合を決めた。第4マッチシングルスは戸上隼輔が0―3で吉田雅己に敗れた。次戦は1月29日午後7時から、宜野湾市立体育館で今季初のホーム戦を木下マイスター東京と戦う。

 好調なチームにあってダブルスは負けが込んでいたが、23日の彩たま戦で初めて組み、白星を挙げた平野友樹・有延大夢がこの日も見せた。平野が軽快なフットワークでスペースをつくり、有延が相手の強打をドライブでカウンター。前のめりに攻める姿勢で勝って勢いがついた。

 相手エースの丹羽孝希との第2単は吉村和弘が攻めた。第2ゲームの10―10で、サーブをチキータで返されたが、台から距離を置いてすかさずバックドライブで3球目を見舞う。「コース取りのヤマを張ってサーブの配球も制御した」と勝負強かった。

 つなぐ球と強打を使い分け、東京五輪代表の丹羽にストレート勝ち。「出し切った。120点の試合」と納得した。息子・来夢ちゃんの1歳の誕生日で「特別な思いでパパらしいプレーができた」と喜んだ。

 最後は兄の吉村真晴が締めた。勝負ありと言えたのは第2ゲーム10―10の場面だ。4連続失点で追いつかれたが「アグレッシブにいった」。チキータからフォアドライブで4球目を決めてゲームを取る。第3ゲームはあっさりと奪った。

 次戦は今季初のホーム戦。吉村真は「いい形で沖縄でホームマッチができる。素晴らしい戦いを見せたい」と笑顔で話した。


▽男子

琉球(36) 3―1 岡山(14)