沖縄で41人感染 宮古島11人のうち4人は愛知のライブハウスで【12月26日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は25日、10歳未満から60代までの41人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮古島市と那覇市でそれぞれ11人となった。県内の累計は5133人。米軍関係は嘉手納基地4人、キャンプ・ハンセン3人、キャンプ瑞慶覧1人の感染が報告された。宮古島市の11人のうち4人は、愛知県のライブハウスで感染したとみられる。同ライブハウスで感染者が出たことから、検査を受けて感染が判明した。残る7人も感染者の濃厚接触者の検査で判明した。

 同市の医療体制について、県の糸数公保健衛生統括監は「年末年始は病院のスタッフも少なくなるため、逼迫(ひっぱく)の大きな原因になる。これ以上、感染が増えないように呼び掛ける必要がある」と述べた。

 新型コロナ患者以外を受け入れる「非コロナ病床」の占有率は、沖縄本島で92・2%、宮古と八重山を含めた県全体で91・1%と逼迫している。

 25日の新規感染者のうち、感染者との接触による感染が28人。内訳は、家族内感染が6人、飲食での感染が6人、職場が4人、知人・友人が3人、精査中が9人。

 米軍関係の感染者8人中7人は、入国検疫後の検査で陽性となり、残る1人は濃厚接触者の検査で陽性になったという。