社会

沖縄の交通事故死者最少、24日現在で今年21人 コロナも要因か

 2020年の県内の交通事故死者数は24日時点の速報値で21人で、統計が残っている1947年以降、最少となる可能性が高いことが県警の統計で分かった。県警交通企画課の上間誠管理官は「自動車性能の向上や啓発活動の成果などさまざまな要因が考えられる。特に今年は新型コロナウイルスで交通量が減少したことも要因の一つではないか」との見方を示した。

 県警の交通白書によると、県内の交通事故死者数は14年と19年がいずれも36人で過去最少。死者が最も多かったのは1973年の123人だった。

 今年4月1日から6月16日の76日間は死亡事故はなく、2カ月連続の死亡事故ゼロは統計開始以降初めて。同時期に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されていた。

 24日時点の死者21人のうち、65歳以上の高齢者は9人だった。死亡事故時の状況は、歩行など運転以外が8人、二輪自動車の乗車中が前年同時点より9人減の4人だった。若年者(16~24歳)による死亡事故は前年同時点より4件減の2件、飲酒運転による死亡事故は2件だった。

 上間管理官は「死者は減少したが、楽観できない。交通事故は新型コロナウイルスの感染と同じように、いつ当事者になるか分からない。常に危機感を持って事故防止に取り組んでほしい」と呼び掛けた。(長嶺晃太朗)



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