小野、来季の移籍先未定 FC琉球退団「サッカー王国になれるよう願う」


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2020シーズン限りで退団が決まったMF小野伸二=11月21日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム

 サッカーJ2のFC琉球は25日、元日本代表MF小野伸二(41)の今季限りでの退団が決まったと発表した。来季の移籍先はまだ決まっていない。

 小野は「沖縄をサッカー王国にしたい」という琉球フットボールクラブの倉林啓士郎会長の思いに賛同し、昨年8月に北海道コンサドーレ札幌から移籍した。初出場した8月17日の試合はホーム観客数最多の1万2019人を記録。今季はけがもあり14試合の出場にとどまったが、柔らかいタッチのループシュートなどで会場を沸かせた。

 ジュビロ磐田戦では同年代の盟友、遠藤保仁と同じピッチに立ち、ファンを喜ばせた。小野は「1年半という短い時間でしたが、応援ありがとうございました。ピッチの中で、外で熱い応援をもらったことは忘れません。沖縄は大好きな場所なので、これからもFC琉球の成功と、沖縄がサッカー王国になれるように心から願っています。クラブへの力強い応援を引き続きよろしくお願いします」と球団を通してコメントした。