岸防衛相「主張尽くす」辺野古移設の必要性強調 普天間爆音第3次提訴に


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明

 米軍機の飛行差し止めや騒音被害による損害賠償を国に求める第3次普天間爆音訴訟の提訴に関し、岸信夫防衛相は25日の会見で、まだ訴状が送達されていないとした上で「防衛省としては、これまで以上に裁判において国の主張を十分に尽くしていく」と強調した。同時に、普天間飛行場の一日も早い返還を実現するため、辺野古移設の必要性を強調した。米側に騒音規制措置の順守や地元の重要行事への配慮を引き続き求めるとしたほか、住宅防音工事などにも取り組む考えを改めて示した。

 一方、沖縄防衛局は「現時点で訴状が送達されていないことから、コメントは差し控える」と回答した。本紙の取材に答えた。