エイサー通しネットで地球の裏側と交流 沖縄市エイサー会館がアルゼンチンと


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 【沖縄】沖縄市にあるエイサー会館は13日、アルゼンチンのエイサー団体と、エイサーや青年会活動についてインターネットを通して交流と情報交換を行った。前回はブラジルにあるエイサー6団体と行った。(正木光通信員)

対応をしたエイサー会館職員の與那嶺登志雄さん(左)と比嘉祐子さん=13日、沖縄市のエイサー会館

 現地では、エイサー団体はイベントなどに出演する機会が多い。沖縄からは、エイサー会館で実施している定期演舞や昨年までのエイサーナイトの様子、青年会の活動、沖縄全島エイサーまつりの魅力など、会館の動画アーカイブなどから伝えた。

 エイサー会館の與那嶺登志雄さん(32)と比嘉祐子さん(39)が、アルゼンチンからの質問に答えた。ブラジル生まれの與那嶺さんが司会と通訳を行い、全てスペイン語で対応した。

 アルゼンチン側から「地域や青年会によって違うエイサーの踊りはどのように誰が決めているのか」といった質問や学校での取り組み、演舞で使用する太鼓のばちについてなど、さまざまな質問が寄せられた。

 與那嶺さんは「南米では、エイサーの起源や沖縄での道ジュネーの様子などはあまり知られておらず、より深く知ってもらえる機会だ。次の世界のウチナーンチュ大会ではエイサー会館に多くの方が訪れてくれることを楽しみにしている」と話した。

 問い合わせはエイサー会館(電話)098(989)5066。