インスタント麺の輸出入が増加 巣ごもり需要増が影響 沖縄地区税関 が発表


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 沖縄地区税関は25日、管内のインスタントラーメンと即席麺類の輸出入が増加していると発表した。新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の増加が影響しているという。

 2020年1~11月の輸入量は前年同期比20.8%増の69.6トン、金額は同12.3%増の2927万円だった。輸入統計分類が現在の形になった17年以降で最高を記録している。17年以降、沖縄の輸入先は韓国だけとなっている。

 事業者からのヒアリングでは「巣ごもり需要でインスタントラーメン全体の売り上げが伸びたことで、輸入も増加した」などの声があるという。

 輸出は11月までに同65.1%増の3.7トン、金額は同2.6倍の640万円だった。香港向けの輸出が多く、単価の高いご当地ラーメンも売れているという。