オール沖縄の結束訴え 衆院選へ立候補予定者4人合同記者会見


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「オール沖縄」の立場から辺野古新基地建設阻止などを訴える次期衆院選の立候補予定者。左から、赤嶺政賢氏、新垣邦男氏、屋良朝博氏、金城徹氏=27日、那覇市古島の教育福祉会館

 来年に予定される次期衆院選で「オール沖縄」勢力から支援を受ける沖縄1~4区の立候補予定者4人が27日、那覇市古島の教育福祉会館で記者会見を開き、「オール沖縄」の原点である辺野古新基地建設中止に向けて4人全員の勝利と「オール沖縄」勢力の結束を訴えた。

 会見に出席したのは現職で共産党の赤嶺政賢氏(73)=1区=や立憲民主党の屋良朝博氏(58)=3区、新人で社民党の新垣邦男氏(64)=2区、無所属新人の金城徹氏(67)=4区=の4氏。

 4氏はいずれも新基地建設を強行する菅政権を批判した。新型コロナウイルス感染防止対策についても後手に回っているとして「国民、県民に寄り添う政治」の実現に向けて政権交代の必要性を強調した。

 次期衆院選の争点については、新基地建設の是非や新型コロナウイルス対策、沖縄振興の在り方などを挙げた。

 オスプレイの配備撤回と米軍普天間飛行場の県内移設断念を求めた建白書の実現を一致点に、2014年に誕生した「オール沖縄」勢力にとって衆院選は次回で3度目となる。