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「生き生きとした高校生の姿が見られて本当に良かった」。大会競技委員長を務める嘉手納高の大浦勲監督は躍動する選手たちを見詰め、目を細めた。
夏前から代替大会の開催を目指してきた夏井保実行委員長や旧知の熊本・九州学院高の米田敏郎監督から沖縄開催について協力を持ち掛けられた。大浦監督は運営などについて沖縄県高体連専門部に相談し、賛同を得て開催につながった。
大浦監督は「全国から来る生徒らの安全を守るため厳しい意見もあったが、対策をしっかりすることで開催につなげた。地元開催で県勢も多く出場できた。競技人口も少なくなる中で、3年生が戦う後ろ姿を見せ、1、2年生にも励みになる大会になったと思う」と無事に開幕できたことを喜んだ。